Working Theater
DAGittyを使ったDAG作成
講師:山崎 大(京都大学 地域医療システム学/臨床疫学 特定講師)
<学習目標>
臨床家が取り組むのは、「ある要因が病気の発症原因であるのか」、「治療が病気の予後を変えるか」といった因果関係を検証するタイプのリサーチクエスションが多い。因果関係の検証には、まずなぜそのように考えるのかというメカニズム(中間因子)や比較を邪魔する要因(交絡因子)を詳細に検討する必要があり、その際に概念をまとめる図(DAG)が有用である。本セミナーでは、DAGitty というフリーソフトウェアを用いて、DAG を作り、因果関係の検証に必要な知識と技術を体得することを目的とする。
<対象>
- 初級―中級レベル
- ウェブアプリ DAGittyを使いますが、一から説明しますので使ったことのない方を歓迎致します。
- 定員30名
<当日ライブセッション>
- 事前に参加者から集めた疑問点についての解説
- ジャーナルクラブ
- 質疑応答
<使用アプリケーションソフトウェアなど>
http://www.dagitty.net/
上記のURLからウェブ上で使用できます。
<その他注意事項>
自分自身でDAGを作成、結果を解釈、そして多変量解析に入れる交絡因子を抽出できるようになるために、積極的な参加を期待します。
講師プロフィール
山崎 大
京都大学 地域医療システム学/臨床疫学 特定講師
北海道旭川市出身。2008年宮崎大学卒業。札幌の手稲渓仁会病院で8年間、消化器内科医として研鑽を積む。2016年京都大学大学院に入学。福原俊一教授のもとで臨床疫学を学び、2019年医学博士号取得。炎症性腸疾患のレジストリー研究と、脂肪肝や脂肪膵などの異所性脂肪に関する疫学研究を行うとともに、臨床研究教育に携わる。消化器・内視鏡・肝臓・総合内科専門医。臨床疫学会上席専門家。
定員に達したため、申込は締め切りました。