ご挨拶
謹啓 皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
この度、第6回心肺蘇生法 市民公開講座を開催させていただくことになりました。
本公開講座は、当初2020年12月に開催予定でしたが、新型コロナ感染拡大により中止となり、この度4年ぶりの開催となります。
わが国で、令和3年中に病院へ救急搬送された心肺停止の方は 12 万 9,144 人で、そのうち63%の8万 1,742 人は心臓病が原因として疑われる方(心臓突然死)です。このうち一般市民の目の前で倒れた方は、約1/3の2万 6,500人になります。この一般市民の目の前で倒れた方に対して、周りにいる一般市民(バイスタンダー)が心肺蘇生を行い、AEDを使うことにより、多くの方の命を救うことができます。このため、一般市民の皆様にも心肺蘇生法およびAEDの使い方を知ってもらうことが心臓突然死を減らす上で極めて重要となります。さらに心臓突然死を起こさないように心臓病の予防に日頃から取り組んでいただくことも重要です。本市民公開講座は日本循環器学会の社会活動として、より多くの方に心臓突然死から命を救うための知識や理解を深めていただくことを目的としております。
今回は、東京都と日本循環器協会にも共催いただき、日本循環器学会 関東甲信越支部の地域社会貢献活動の一つとして、一般市民の皆様を対象として、2023年12月10日(日)に東京都庁 第一本庁舎5階 大会議場において、市民公開講座と心肺蘇生法の実技実習を企画いたしました。市民公開講座のテーマは「あなたの勇気と行動がみんなの命を守る - 心肺蘇生法からAEDの使い方まで」です。
特別講演として、東京都救急医療対策協議会 会長/日本体育大学 保健医療学部 救急医療学科 教授の横田裕行先生には「一般市民による応急手当・心肺蘇生の重要性」をお話しいただき、みなさんの勇気ある行動が突然に倒れた人の命を守ることを理解していただきます。また、とげぬき地蔵尊髙岩寺住職・医師/東北福祉大学 客員教授の来馬明規先生には「歌って踊って救急救命」の講演タイトルで、すこやかに生きるコツとしての禁煙やAED の重要性を、僧衣工夫したスタイルで楽しくお伝えいただきます。また、ご参加頂いた皆様には、AEDを使用した心肺蘇生法の実技実習も実施致します。
本市民公開講座の趣旨をご理解頂き、この機会に是非とも多くの市民の皆様にご参加頂きますようお願い申し上げます。
謹白
日本循環器学会関東甲信越支部主催
第6回心肺蘇生法市民公開講座
会長 清水 渉
(日本医科大学大学院医学研究科 循環器内科学分野 教授)
開催概要
日本循環器学会関東甲信越支部主催 第6回心肺蘇生法市民公開講座
日時 | 2023年12月10日(日) 13:00~16:00 |
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会場 | 東京都庁 第一本庁5階 大会議場(新宿区) |
会長 | 清水渉(日本医科大学大学院医学研究科 循環器内科学分野 教授) |
テーマ | あなたの勇気と行動がみんなの命を守る 心肺蘇生法からAEDの使い方まで |
参加費 | 入場無料(先着200名 ※事前参加申込制) |
主催 | 一般社団法人 日本循環器学会関東甲信越支部 |
共催 | 東京都、一般社団法人日本循環器協会 |
プログラム
特別講演
座長:清水渉(日本医科大学大学院医学研究科 循環器内科学分野 教授)
■13:00~13:45 「一般市民による応急手当・心肺蘇生の重要性」
演者:横田裕行(東京都救急医療対策協議会 会長/日本体育大学 保険医療学部 救急医療科 教授)
■13:55~14:40 「歌って踊って救急救命」
演者:来馬明規(とげぬき地蔵尊髙岩寺 住職・医師/東北福祉大学 客員教授)
実技
■14:50~16:00 「心肺蘇生法の実技実習」
講師:菊地研(獨協医科大学 心臓・血管内科/循環器内科 救命救急センター 教授)
会場アクセス
会場:東京都庁 第一本庁舎5階 大会議場
※当日は東京都庁 第一本庁舎1階北側出入口(右の図の★)よりご入館ください。
※会場周辺には駐車場はございませんので、バスなどの公共交通機関をご利用ください。
最寄駅
- 「JR新宿駅」(西口から徒歩約10分)
- 都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」
- 新宿駅西口(地下バスのりば)から都営バス又は京王バス(都庁循環)
「都庁第一本庁舎」、「都庁第二本庁舎」、「都議会議事堂」下車 - JR新宿駅西改札「新宿駅西口」バス停から「西参道方面」行きの新宿WEバス乗車、「新宿ワシントンホテル前」下車
お問合せ先
第6回心肺蘇生法市民公開講座 運営事務局
日本コンベンションサービス株式会社 内
TEL:022-722-1311 FAX:022-722-1178
E-mail:jcs-kanto@convention.co.jp