情報・広報・啓発委員会より

日本循環器学会関東甲信越支部主催
第3回心肺蘇生法市民公開講座開催報告

2017年12月3日(日)、JPタワーホール&カンファレンス(KITTE 4F)において第3回心肺蘇生法市民公開講座(日本循環器学会関東甲信越支部主催、会長:東京大学大学院医学系研究科循環器内科学教授 小室一成)が開催された。

 我が国では、年間約10万人の突然死があり、そのうちの約6割は心筋梗塞などの心疾患が原因の心臓突然死である。心臓突然死を減らすためには、①定期的な運動や健康的な食生活を送ることの予防医学的重要性を周知し、一般市民の健康意識の向上に努めること、②実際に心肺停止状態に陥ってしまった人の救命率をあげるために、心肺蘇生術および自動式体外式除細動器(AED)の使い方を一般市民によく知って頂くこと、の二点が重要である。その啓発活動の一環として、本公開講座は一般市民を対象に毎年無料で開催されており、今回で第3回目を迎えた。

 第3回目である今回は、“スポーツと心臓突然死”をテーマに、スポーツが心臓にどのような影響を与えるか、スポーツ中の心事故を防ぐためにはどのようにしたらよいかなどをディスカッションした。

 講座の前半においては、帝京大学医学部救急医学講座教授の坂本哲也先生に、「スポーツ中の心臓突然死を防ぐために」とのタイトルでご講演頂いた。また引き続いて、林同文先生(日本郵船株式会社NYKグループ健康管理センターセンター長)、片山右京氏(元F1ドライバー、Team UKYO 代表)、二宮清純氏(株式会社スポーツコミュニケーションズ代表取締役、スポーツジャーナリスト)のお三方に御登壇頂き、「スポーツと心臓」とのテーマでパネルディスカッションを行った。講座の後半においては、例年どおり講座参加者を対象にした心肺蘇生術実技実習を実施した。

 最終的な参加者数は113名(事前登録158名)となり、盛会のうちに会を終了することができた。社会的知名度の高い片山氏や二宮氏をお招きしたことにより、例年より若い方々の参加が期待されたが、参加者の2/3以上は50歳以上の方々であり参加者の年齢構成は例年と同じ傾向にあった。今後は10-40歳代の方々にも積極的にご参加頂くために、より一層の工夫が必要であると思われる。

 最後にこの度の日本循環器学会関東甲信越支部主催第3回心肺蘇生法市民公開講座の開催にご協力頂いた、諸先生方、企業の方々、事務局の方々に対して改めて御礼を申し上げます。

東京大学大学院医学系研究科循環器内科学
小室一成

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