第275回 日本循環器学会関東甲信越地方 プログラム
第275回 日本循環器学会関東甲信越地方会の報告
2025年2月8日土曜日に、ステーションコンファレンス東京(千代田区)にて、第275回日本循環器学会関東甲信越地方会を開催させて頂きました。今回は市中教育病院の主催でしたので、会長企画ならびに教育セッションでは、地域あるいは多職種の連携、経営やマネジメント、日常診療や臨床教育にフォーカスした内容を準備させて頂きました。多くの医師やメディカルスタッフの皆様にご助力を頂き魅力的なプログラムになったと自負しております。
会長企画1では、心不全の地域連携について腫瘍循環器診療・循環器専門家庭医・大学病院それぞれの視点からご講演いただきました。会長企画2では、循環器診療に係る医療政策と、医療機関の経営や運営の可能性について講演を頂き活発な質疑応答を行いました。会長企画3では、心房細動に対するカテーテル治療について、パルスフィールドアブレーションなど最新の治療デバイスの特徴と適応についてディベート形式で討論されました。不整脈専門医のみならず一般医家にもわかりやすかったと好評でした。このほか心エコーとACS診療にフォーカスした2つの教育セッション、多様なキャリアパスを提案する研修医セミナーに加えて、地方会学術委員会企画による「本邦のリアルワールドエビデンスを考える・関連学会が行っている研究を知る」セッション、本会学術委員会企画による成人先天性心疾患セッション、U-40部会によるダイバシティー・フォーラムなどが開催されました。夕刻に心不全療養指導士によるセッションを実施し、多数の医療スタッフが心不全診療について聴講いたしました。
一般演題には95の演題応募を頂き、各セッションにて活発な質疑応答が行われました。SARS-CoV-2のパンデミックが満5年を経過して遷延する中、多くの医学生や若手医師にとって、診療のみならず学術活動にも多大な影響がありましたが、4部門の各Awardセッションではそんな不安を払拭するような優れた演題発表と質疑応答が行われ、表彰式での受賞者の素敵な笑顔は私達全ての学会員にとって何よりの宝物であると感じました。
あいにく日本海側に記録的な寒波が襲来し、一部の参加者が積雪による列車遅延に巻き込まれるなどの波乱もありましたが、最終的に1,033名の方にご参加いただき盛会となりましたことを報告申し上げます。
約1年間にわたって準備作業を行ってきましたが、セッションにご協力頂いた皆様、特に事務局長として調整の奔走してくれた谷本周三先生はじめ当院の多職種スタッフ、協賛を頂いた多くの企業関係者の皆様、運営全般について安定感あるサポートを頂いた有限会社ビジョンブリッジのスタッフ各位へ心から感謝申し上げます。
第275回日本循環器学会関東甲信越地方会
会長
上尾中央総合病院心臓血管センター
循環器内科 緒方信彦