情報・広報・啓発委員会より

第267回 日本循環器学会関東甲信越地方 プログラム

プログラム(PDF)

第267回 日本循環器学会関東甲信越地方会の報告

2023年2月25日 第267回日本循環器学会関東甲信越地方会の大会長を務めました昭和大学医学部内科学講座循環器内科学部門 新家俊郎でございます。

コロナ禍でWeb開催となっていた昨年から、対面開催を再開して3回目となりました。
本会では昭和大学のメンバーが、今学びたいテーマを話合い、CCS診療、睡眠時無呼吸症候群、AVNRTをテーマに3つの会長企画セッションを、重症心不全、ACS、心臓外科最前線、地域連携、循環器集中治療をテーマに5つの教育講演を行いました。非学会員のエキスパートの先生方にも多く参画頂き、幅広い領域の情報共有ができたのではないかと思います。ダイバーシティーフォーラムでは、多様な働き方を受け入れる各御施設の工夫が発表され大変興味深いものとなりました。学術委員会セッションでは、TAVI後のPCI、成人先天性心疾患における肺高血圧症を取り上げて頂き最新トピックを勉強することができました。心臓リハビリテーション学会との共同企画でもメディカルスタッフを交えた有意義な議論が展開されました。研修医セミナーでは剖検心を会場に持ち込み、参加者に実際に触れて頂くことと致しました。12のスポンサードセッションを開催しましたが、企業色を控えたニュートラルな情報発信を頂き、ご協力企業の皆様にも感謝申し上げたいと思います。
一般演題 18セッション、AWARD 4セッションを開催いたしました。日本循環器学会総会を2週間後に控えた日程で、162件という多くの演題登録をいただきましたことをあらためて御礼申し上げます。中でもAWARDでは素晴らしい発表と質疑応答が行われ、とてもレベルの高いセッションでありました。結果、Student Award昭和大学医学部 横江美紅さん、Resident Award東京大学循環器内科 濱野洋先生、Case Report Award日本大学循環器内科 増田光先生、Clinical Research Award千葉大学循環器内科 八島 聡美先生が最優秀賞を受賞されました。受賞者の皆様の絶え間ない努力と指導医の先生方の熱意に敬意を表します。また、併催されました、デバイス開発Work Shopでは、革新的医療機器開発のプロセスが共有され、大変刺激的なものでした。
当日は900名近くの皆様に現地参加頂き、少しずつ以前の学会の賑わいを取り戻しつつある会となりましたこと、皆様に感謝申し上げます。盛会にて終了できましたこと、全ての発表者の先生・医学生、座長や審査を行って頂いた先生ならびに参加者の皆様に心より御礼申し上げたいと思います。
末筆でございますが、本地方会を開催するにあたっては、昭和大学循環器内科のスタッフ、学会事務局、ならびに関係企業の方々には大変お世話になりました。小生にとっても大変貴重な経験をさせて頂いたこと、大変有難く存じます。

昭和大学医学部内科学講座循環器内科学部門
新家 俊郎

前のページに戻る  ページトップ

事務局
日本循環器学会関東甲信越支部 〒162-0833 東京都新宿区箪笥町43 新神楽坂ビル 有限会社ビジョンブリッジ内
E-mail: jcs-kanto@supportoffice.jp