情報・広報・啓発委員会より

第259回 日本循環器学会関東甲信越地方 プログラム

プログラム(PDF)

第259回 日本循環器学会関東甲信越地方会報告

第259回地方会は通例のように2月13日(土)にステーションコンファレンス東京で会場開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる緊急事態宣言下という非常に緊迫した状況のため、第256回、第257回、第258回に引き続き、13日(土)から15日(月)の完全Web開催に変更いたしました。完全Web開催への変更に伴いまして、会員の皆様、共催セミナー企業の皆様に普段ではないご負担をおかけした事を心よりお詫び申し上げます。第258回と同様に安定したWeb開催を図るため基本はOn demand方式としました。また、発表者の負担等を考慮して、音声付きのパワーポイントとZoomでの事前収録を併用いたしました。一方、スポンサードセミナーは時間重複のないLive配信としました。さらに、Awardセッションでは、審査委員による第一次書類審査の選考後、当日ライブ発表による二次審査で座長や審査委員から発表者に対し質疑応答を行うLive配信形式を採用したことで、finalistsの発表者の先生や医学生の緊張感がストレートに伝わってきました。

教育セッションⅠでは、「心房細動を合併した冠動脈疾患患者の抗血栓療法」、教育セッションIIでは「肺高血圧症治療薬を整理する」、成人先天性心疾患教育講演では「ファロー四徴症の術後遠隔期診療の極意」、ダイバーシティ・フォーラムでは「めざせ循環器専門医!循環器専門医試験対策セミナー 過去問解説 先天性心疾患と不整脈」をテーマにご講演いただきました。研修医セッションでは、急性冠症候群、心エコー図検査、心房細動、心不全について大変わかりやすくご解説いただきました。また、第259回では、関東甲信越地方会では初めて学術委員会企画セッションが開催され、「循環器専門医による脳卒中予防〜経皮的左心耳閉鎖術を考える〜」をテーマに、非弁膜症性心房細動のトータルマネージメントにおける経皮的左心耳閉鎖術に関する最新情報を取り上げていただきました。COVID-19に関連しての会長企画セッションでは「COVID-19と心血管腎臓病」をテーマに、政策面での対応、救急医療体制、ワクチン開発、循環器遠隔医療、新時代の高血圧治療、高血圧新治療についてご講演いただきました。Awardセッションでは、座長、審査委員長、審査委員の諸先生のご尽力により、当日Live配信での講演と質疑応答、審査が行われ、Student, Resident, Clinical Research, Case Reportの4つの分野から、最優秀賞、優秀賞が決まり、将来が大きく期待されました。一般演題においても76の演題を発表していただき、どれも素晴らしい内容でとても感銘を受けました。

最後にこの場を借りて、発表者の先生・医学生、座長や審査を行って頂いた先生ならびに参加者の皆様に心より御礼を申し上げます。

横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学
田村 功一

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