第258回 日本循環器学会関東甲信越地方 プログラム
第258回 日本循環器学会関東甲信越地方会報告
第258回地方会は通例のように12月12日(土)にステーションコンファレンス東京で会場開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため、第256回、第257回に引き続き、12日(土)から14日(月)のWeb開催に変更いたしました。安定したWeb開催を図るためOn demand方式とし、スポンサードセミナーは時間重複のないLiveまたはOn demandとしました。また、発表者の負担等を考慮して、音声付きのパワーポイントとZoomでの事前収録を併用いたしました。会員の皆様、スポンサーの皆様に普段ではないご負担をおかけした事を心よりお詫び申し上げます。
COVID-19に関連して、教育セッションIでは「遠隔医療」、教育セッションIIでは「血友病、HIV、新型コロナ」、東京CCU研究会とのジョイントセッションではステイホームで増加している「東京都CCUネットワークのデータから見る肺塞栓症」、日本心臓リハビリテーション学会関東甲信越支部の合同シンポジウムでは「心リハでIoTを活かす」をトピックスにご講演いただきました。
実践に役立つセミナーとして、生物統計セミナーでは「臨床論文を読み解く際に必要な生物統計学の知識」、ダイバーシティ・フォーラムでは非常にタイムリーな「循環器専門医試験対策セミナー」、医療安全・医療倫理に関する講習会では「医療事故発生時の初動対応と患者の意思に基づく医療」を取り上げていただきました。
アワードセッションでは座長、審査委員長、審査委員の諸先生のご尽力により、Student, Resident, Clinical Research, Case Reportの4つの分野から、最優秀賞、優秀賞が決まり、将来が大きく期待されました。
一般演題においても70の演題を発表していただき、どれも素晴らしい内容で感銘を受けました。
総勢1,127名のご参加された方にとって、今回の地方会が多少なりともお役に立てば幸いに存じます。近い将来、新型コロナウイルス感染症が克服され、また地方会の会場で直接お会いできる事を楽しみにしております。
ご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
国立国際医療研究センター病院 循環器内科
廣井 透雄