第254回 日本循環器学会関東甲信越地方会報告
2019年12月7日(土)、ステーションコンファレンス東京において、第254回日本循環器学会関東甲信越地方会(会長:昭和大学藤が丘病院 循環器内科 鈴木 洋)が開催されました。
前日の天気予報では雪という予想がでており、当日は一日雨交じりの天気でしたが、1106名の先生方にご参加いただき、皆様方には大変感謝をしております。また、演題数も一般演題とAwardセッションをあわせ、132演題という非常に多くの発表をいただきました。
今回の地方会においては、Awardセッション、生物統計セミナー、ダイバーシティフォーラムというこれまでの地方会で行われていた特別セッションに加えて、日本心臓リハビリテーション学会関東甲信越支部との合同セッションも企画し、医師以外のco-medicalの方々にも多数参加をいただきました。また、同日開催の東京CCU研究会とのジョイントセッションも企画させていただき、東京CCUネットワークと神奈川県で行われているAMIのレジストリー研究であるK-ACTIVEにおけるAMIのデータ比較や、GRACE SCOREにかわる新たなAMIのSCOREについても御発表をいただき、活発な討論が行われました。教育セッションの中にガイドラインセッションを企画させていただき、昨年改定された2つの主な日循ガイドラインに関して、その班長である木村教授と中村教授みずから御講演いただきました。Hot Topics Sessionでは、現在の循環器診療のトピックスであるOCT, FFR, TAVI, WATCHMAN Deviceについて4人の先生方に御講演をいただき、エッセンスが凝縮された内容であり好評をいただきました。
座長に関しては、評議員から推薦をされた多くの若手、中堅の先生にお努めいただき、活発なdiscussionが行われていました。各Awardセッションは非常にレベルの高い演題が多く、各施設の教授や部長で構成される審査員の先生方が審査に御苦労をされるような接戦のセッションが多く、各施設の真剣度が伝わってきました。この様に、盛会のうちに会を終了することができ、本会の開催にご尽力いただいた諸先生方、企業の方々、事務局の方々に深く感謝申し上げます。
昭和大学藤が丘病院 循環器内科
鈴木 洋