第5回日本産婦人科超音波学会学術集会

The 5th Annual Congress of Japan Society of Ultrasound in Obstetrics and Gynecology

ISUOG Approved course in Japan

会長挨拶

会長写真

第5回日本産婦人科超音波学会学術集会

大会長 山本 祐華
順天堂大学医学部附属順天堂医院産婦人科

 第5回日本産婦人科超音波学会(JSUOG)学術集会大会長の山本 祐華でございます。

 本学術集会は第5回にあたりますが、今回はJSUOGが一般社団法人になって初めての学術集会となります。JSUOGは2020年に日本の産婦人科領域における超音波医学の国際的発展と交流を目的として設立され、国際産婦人科超音波学会 (ISUOG)へ架け橋となる位置付けにある学会です。年間を通してWebセミナーでの教育を行ったり、学術集会ではISUOGでの英語口演につながる経験を提供したりという活動を行っています。

 今回の大会は2026年3月14日(土)-15日(日)に順天堂大学有山登メモリアルホールで執り行う予定とさせていただいております。今回は「Crossing Borders, Uniting Fields: 産婦人科超音波の未来基盤を築く」をテーマとして、第4回の学術集会で夫律子大会長に開いていただいた国際性を引き継ぎながら、国内でまだ英語へのハードルがある若手にも超音波の魅力を伝えることができるように1日を英語、2日目を日本語でのセッションとして盛り上げていきたいと考えています。ISUOGに近いスタイルを維持して、key note lectureでの学びと、oral presentationでの研究発表とで多くのdiscussionが生まれることを期待しています。また英語での発表にモチベーションを持っていけるような企画も考えていこうと思っております。

 特別講演としては超音波機器の技術が次々と改良される中で、胎児心臓の分野で3D/4Dをとても綺麗に描出し、魅力的な講演をしてくださるAmrita Hospitalの小児循環器Balu Vaidyanathan先生をお招きして、最新の技術と知識の共有を図りたいと思っています。また胎児心臓の発生学を、最新の研究トピックスも交えながらいつも美しくかつわかりやすくご講演くださる東京都立小児総合医療センター山岸敬幸先生にもご登壇いただきます。そして順天堂大学での開催の特色を活かしまして、小児外科宮野剛教授より超音波診断から繋がる新生児診療に関してご講演を賜ります。魅力的な特別講演を通して、普段の診療で診ている点と点が繋がり、大きな基盤となることが期待されます。

 学会に参加して様々な世界の知見を広げ、日々のモチベーションを上げるきっかけとなったら幸いです。東京都の御茶ノ水という非常に利便性の高い立地を活かし、多くの先生にご参加いただけますと幸いです。皆さんお誘い合わせの上、多くの方のご参加をお待ちしております。