一般社団法人日本助産学会主催
1月23日開催遠隔配信研修後期早産児の母親に対する支援
開催概要
在胎34週から36週に出生した児は後期早産児(late preterm infant)と呼ばれ早産児の約8割を占めています。後期早産児は正期産の児に比べ、哺乳障害や呼吸障害などを起こしやすい特徴がありますが、体重もある程度あると、一見活気があると見間違われやすく、必要なケアが受けられないまま退院となる場合があります。そのため母親は退院後、授乳がうまくいかず困ったり、子育てに不安をかかえていたりします。海外では、後期早産児の母親は正期産の母親に比べ、産後不安を感じやすく抑うつやストレスレベルが高いという研究報告もされています。
後期早産の母親は周産期センター、産科混合病棟、クリニックなど様々な医療機関で出産される場合があります。地域に戻ってから授乳に困っているケースの訪問などで関わる場合もあるでしょう。後期早産児の特徴や早産をした母親の心理を学び、効果的な支援につなげられるような研修を企画しました。本研修は、助産実践能力習熟段階®(クリニカルカラダー)レベル 認証更新要件である「ウィメンズヘルスケア能力」に該当する講義です。(CLoCMiP®研修)ぜひご参加ください。
- 開催日程
- 2021年1月23日(土)13:00~16:15(予定)
- 主催
- 一般社団法人 日本助産学会 研修・教育委員会
- テーマ
- 後期早産児の母親に対する支援
- 申込予定者数
- 200名
プログラム
司会進行 研修・教育委員会 市川香織
助産実践能力向上研修
- 13:00~13:10
- ご挨拶 研修・教育委員会 市川香織
- 13:10~14:20
- 後期早産児の特徴
埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター
新生児部門教授 加部一彦氏 - 14:20~14:30
- 質疑応答
- 14:30~14:40
- 休憩
- 14:40~16:00
- 後期早産児の母親の心理と支援
山王教育研究所/周産期心理士ネットワーク
臨床心理士 橋本洋子氏 - 16:00~16:10
- 質疑応答
- 16:10~16:15
- アンケート記入
受講料
- 一般社団法人 日本助産学会 会員 3,000円
- 一般社団法人 日本助産学会 非会員 5,000円
ニュース
- 2020年12月06日
- HPを開設しました。登録申し込みを開始しました。