ご挨拶

大会長 倉橋 浩樹
副大会長 村松 友佳子

時下、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、このたび私が大会長を拝命いたしました「第48回日本小児遺伝学会学術集会」は、 2026年3月6日(金)・7日(土)の2日間にわたり、名古屋市公会堂(岡谷鋼機名古屋公会堂)にて開催を予定しております。

本学会は、日本小児科学会の分科会として、小児遺伝学に関する学術研究の発展を目的に、知識の普及と啓発活動を通じて医療・福祉の向上に寄与する学術団体です。
近年、小児遺伝学の分野ではゲノム医療の急速な進展により、エクソーム解析・全ゲノム解析を基盤とした包括的な遺伝学的診断が実現し、さらには遺伝子治療や核酸医薬、分子標的薬の開発が進み、かつて治療困難とされていた疾患が“治る病気”となりつつあります。また、出生前遺伝学的検査(NIPT)や着床前遺伝学的検査(PGT-M)においても、新たな知見や技術が次々と生まれており、社会的・倫理的課題を含みながらも、小児科医の役割はますます重要になっています。

このような背景を踏まえ、第48回大会のテーマを
「ゲノムが描く新時代:医療、倫理、社会の交点」
と掲げ、小児遺伝学が小児医療の未来を切り開く指針となるような大会を目指しております。

大会の成功に向けては、学術的な充実のみならず、多くの皆様からのご支援が不可欠です。つきましては、貴社におかれましても本学会の趣旨にご賛同賜り、格別のご協賛を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

2025年5月吉日

第48回日本小児遺伝学会学術集会
大会長 倉橋 浩樹
(藤田医科大学 医科学研究センター 分子遺伝学研究部門)
副大会長: 村松 友佳子
(名古屋大学医学部附属病院 小児科)